サッカーノートの「良かった点」に何を書く?
「今日の良かった点」何を書くのが正解なのでしょうか?
ここでは所謂「全部正解」ということは書きません。全部正解というのを念頭に置いた上で、こう書ければGOODという観点で紹介しようと思います。
結論、今日の良かった点には、「個人のプレーで1つ、チームプレーで1つ」ピックアップすることを推奨します。
理由は単純にわかりやすいからです。例えば、「今日は声を出せて良かった」だとしても声を出したことでどのような結果が生じたのかが想像がつきづらいですよね。勿論、大会の決勝戦で皆んなが緊張に怯える中、声を出してチームを盛り上げる役割を全うしたのであれば非常に立派なことです。
個人のプレーの良かった点は圧倒的な自己満足で構いません。しかし、「なんで良かったのか」を言語化できることが重要です。決してゴールを決めたシーン=良かった点とも限りません。盛大にミスをした点=良かった点になる可能性もあります。例えば、CBの選手で、普段は前線への鋭い縦パスへはチャレンジしないとしましょう。この選手は、いつもは周りが見れていない為、縦パスを入れられないと監督から言われていましたが、今日の試合では、しっかりと顔を上げて縦パスのチャレンジしました。結果は、ショートカウンターを喰らい失点したとします。
さて、この時、今日の良かった点として「縦パスのチャレンジ」を入れても良いと思いませんか?普段は見れてなかった場所をしっかりと見てチャレンジができた。非常に素晴らしいですよね。技術的なミスで失点はしましたが精度を高めればより良い選手へ成長していきそうな気がしますよね。そうなんです、良かった点とは「チャレンジしたこと」なのです。
自分が克服すべき課題へのチャレンジや、目標に対するトライを良かった点として自分を認める作業こそ「今日の良かった点」を書き出す意味合いになります。
続けて、チームの良かった点についてですが、ここはまさに勝ち負けや、チームの作戦を遂行出来たかと言う部分を思い返して欲しいです。監督が重要視するプレー水準をクリアできたか思い返して下さい。クリアした部分にチームの良かった点があると思います。例えば、球際の激しさ強度に主眼を置くチームであれば、相手のカウンターの際に全員が全速力で帰陣した時が最もチームとして良かった点かもしれません。
このように、個人の良かった点、チームの良かった点を1つずつ思い返してみて下さい。今日は何もかも上手くいかなかったとヘソを曲げるのが子供かもしれません。大人でもそうですよね。なんも出来なかった日でも局面的にこんなことができたなど、なんでも良いので1つ思い返してみる作業を忘れずに実行してみて下さい。自分への期待感や自信を揺らがずにポジティブな姿勢でいられます。
サッカーノートを通じて思考力を養い、論理的に考える癖をポジティブ思考に変換できるようにしていきましょう。昨今のなにかと自己肯定感の低さによる若者の悲しいニュースが話題になります。幼少期のサッカー経験を人生の土台していくことを願います。
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