サッカーノートを書く意味
サッカー少年の皆さん、保護者の皆さん本記事では「サッカーノートの書く意味」について解説しています。結論を言うと次の2点が書く意味になります。
- 思考力を養う
- 成功体験の積み重ね
以上の2点について記述しますので、気になるトピックをご覧になることを推奨します。そもそもサッカーノートって何?と言う方に簡単に説明します。サッカーノートとは、練習や試合を振り返り、良かった点や悪かった点、コーチからのアドバイスを記入するノートになります。A4ノートにオリジナルで記入する人や定型フォーマットに穴埋めしていくノートなど様々な種類のものがあります。
🔲思考力を養う
「サッカーノートで思考力を養う?」と思った方は多いのではないでしょうか。サッカーで頭が良くなるなんてありえない、そんな偏見は捨ててしまいましょう。もちろん、サッカーで算数や国語ができるようになるわけではありません。しかし、勉強の土台になる考える力「思考力」を養うことは可能です。
思考力とは、一般的に「自分の経験や持っている知識をもとに考える力」を指します。感覚や表象の内容を、自分の頭で分析・統一して概念を作り、判断する能力ということです。
https://schoo.jp/biz/column/1423#:~:text=%E6%80%9D%E8%80%83%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E4%B8%80%E8%88%AC,%E3%81%99%E3%82%8B%E8%83%BD%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
さて、なぜサッカーノートで思考力が養えるかについて解説していきます。サッカーノートには練習の振り返りや試合の結果、プレーの良かった点や悪かった点、コーチからのアドバイスを記入したりします。多くのサッカー少年は「勝ちたい・活躍したい」を目標に日々目の前のボールを全力で追っていると思います。したがって、ノートに記入する中で、自ずとどうすればもっと良くなるのかということを考えています。サッカーノートを付けていない場合にも当然、頭の中で色々と考えているはずです。
1. Plan/計画
「Plan」では、これから実行する計画の立案を行います。まず目標を定め、それを実現するための手法や評価方法などを決定します。計画のポイントとなるのは、5W1H(誰が・何を・なぜ・どれほど・いつまでに・どのように)の明確化と、現実的な目標設定の2つ。計画の精度を高めるためには、背景となるデータ収集や仮説の策定なども必要です。
2. Do/実行
「Do」では、計画を実行します。ここで注意したいのが「やりっぱなし」にしないことです。Checkの段階で、実行した内容を客観的に評価できるように、必要なデータを記録しておきましょう。ここでの記録は、いくつかの指標を選んで数値化しておくと評価者の主観が入り込まず、客観的な評価を下すことができます。
3. Check/評価「Check」では、実行した結果を評価します。なるべく数値を用いた、具体的な評価を行いましょう。一見、数値化できないような項目でも、アンケートや行動に関して発生する数値を用いれば、間接的な数値化が可能です。Checkの精度が高いほど、Actionにおける改善効果も期待できます。
4. Action/改善
「Action」では、目標達成を実現する、あるいはさらに高い成果を生み出すために活動内容を改善します。改善点がまとまったら、Planに戻って改善点を取り入れた新たな計画を策定します。
参考:https://www.salesforce.com/jp/resources/articles/business/pdca-cycle/
つまり、何が言いたいのか。サッカーを通じてPDCAサイクルを意識的に回す経験が思考力を鍛え将来的に活かせるようになるわけです。大人の皆さんは薄々感じていると思いますが、将来絶対に自分が好きな職に就けるとも限りません。嫌いなことでPDCAサイクルなんて到底無理です。でも好きなことならどうでしょうか。サッカー少年のみんなは無意識に実践し、日々上達していると思います。サッカーノートによって無意識でやっていることを意識に変換し、成長を加速させてみましょう。
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🔲成功体験の積み重ね
サッカーノートの記入を継続させることで「継続させた成功体験」を手に入れることができます。子供にとっての成功体験とは人生軸になるものと言っても過言ではございません。幼少期の成功体験の少なさから自分に自信が持てず、中高生でも諦め癖が付き、事項肯定感が低い大人は沢山います。
親御さんがサポートしても、家庭学習用の〇〇ゼミの教材を1ヶ月分も溜め込んでしまった…英語のレッスンも気がつけば半年でやめてしまった等、お金を費やしてもうまくいかないことは沢山あるでしょう。1つのことが長続きしないと言うのは当たり前のことです。私もダンベルを購入したものの、使ったのは最初の1ヶ月で今では処分に困る粗大ゴミになっていましました。何事も「継続」とは非常に困難なことだと思います。しかし、大人になって振り返ると学生時代のサッカーはよく続いたな〜とふと思ったりもします。
好きな事の派生で「継続させた成功体験」の積み重ねを自信に変えることで、様々なことに挑戦できる性格を形成していくと考えています。熱中してのめり込んでいるサッカーを振り返る、サッカーノートを1日10分書いたと言う小さな成功体験を積み上げていくのはいかがでしょうか。
当然、サッカーノートを記載することで技術的な要素の向上は知られています。これまで数々の有名選手がサッカーノートを付けていたことを公言しています。技術的な向上を前提に、「思考力・成功体験」の向上を目指すことが可能ということを理解して頂ければと思います。
それでは。
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